ブータン観光税(持続的国土開発費・SDF)大幅に引き上げについて

 
 ブータンへの観光客入国は、新型コロナウイルスの流行での隔離政策で、入国が困難な状況が続いていました。その緩和が望まれていたところですが、6月23日に行われたブータン国会で、ブータンに観光目的で入国するツーリストへの観光税(持続的国土開発費・SDF)を、大幅に引き上げる法案が可決されました。尚、増額された税額の一部は脱炭素社会の財源として使われる事も表明されています。


観光税引き上げ金額
 ブータン観光税は6月23日まで旅行者1名あたり1泊US65ドルだったものが、1泊US200ドルに引き上げられると決定されました。(観光税の他、ホテル代・移動代・食事代・ガイド代が別にかかります。単純計算では4泊のブータン旅行では、お一人様あたりのブータン地上費が540ドル高くなる事となります。)



★ブータンの観光ビザ取得方法・観光税の支払い方法・旅行を行う際のルールの詳細はまだ未確定です。確定次第下記のアドレスでお知らせさせていただきます。
https://inpactours.jp/royal-bhutan-top/bhutan-tehai/
★ブータンへの観光客入国は9月23日以降可能になると発表されています。あわせて9月23日以降、入国時の隔離措置は廃止される事が予定されています。
★今回の観光税値上げでブータンへの観光客は減る事が予想されます。観光客の需要が高かったバンコク~パロの国際線は減便になる可能性があります。フライトの運航日にご注意ください。インド人・バングラデシュ人は、もともと観光税が非課税で、当分の間課税は見送られる事になりました。デリー~パロ線の国際線にはあまり影響がない事が予想されます。


(タクツアン僧院/パロ)

 (7月1日改定)