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インド鉄道旅行へのご招待

 

 

  最もインドを、インドらしく旅をされたい方にお勧めするのがインド鉄道の旅です。インド鉄道旅行で体験できる駅の雑踏・車窓に通り過ぎる田舎の風景や大平原、気さくに話しかけてくる同乗のインド人との出い………。郷愁に満ち溢れたインド鉄道旅行の一コマ一コマがまさにインドなのです。インド国鉄は、全インドを6,0000キロの路線網で網羅し、インドの中で最も庶民的な交通機関として人々の生活の舞台となっています。  

 

 

  インド国鉄の列車種類

 

高速急行列車

Super Fast Express

シャタバディ・エキスプレス・ガティマン・エキスプレス・バンデバーラット・エキスプレス

短・中距離の都市間を走る高速急行列車です。全車エアコン付座席車両で構成されていて、朝・昼・夕の食事時間に食事・チャイ・ミネラルウォーターが無料サービスされます。一部のローカル区間に運転されるジャン・シャタバディでは食事のサービスはなく非冷房の車両が連結されます。

ラジダニ・エキスプレス

長距離の大都市間を走る高速急行列車です。全車エアコン付寝台車で構成されています。朝・昼・夕の食事時間に食事・チャイ・ミネラルウォーターが無料サービスされます。

昼間の時間帯の主要高速急行列車
VANDE BHARAT EXP (上り下りとも火水金土日運転)
ニューデリー発 06:00 ベナレス着 14:00 / ベナレス発 15:00 ニューデリー着 23:00 
SHATABDI  EXP (毎日運転)
ニューデリー発 06:00 アグラ着 07:57 / ベナレス発 21:16 ニューデリー着 23:30
GATIMAAN  EXP (上り下りとも金曜以外運転)
デリーニザムディーン発 08:10 アグラ着 09:50 / アグラ発 17:50 デリーニザムディーン着19:30

 
 

急行列車

Express・Mail

インド国鉄の線路の上を走るほとんどの旅客列車がこれになります。Expressは文字通り急行列車、Mailはイギリス植民地時代郵便物を輸送した急行列車がMailと呼ばれたためその名残です。

Express, Mailのほとんどが夜行列車として運転されるため、車両は寝台車が主体で連結されています。エアコン付き車両は連結車両の一部で、列車は設備的に限界があり、遅延も発生しがちです。

 
 

普通列車

Ordinary・Pass

大都市圏では都市と郊外を結ぶ通勤・通学の足として多くの普通列車が運転されています。都市間の本線上にも、急行列車と急行列車の間を縫うように普通列車が運転されていますが、運転本数はごく僅かです。  

 


  高速急行列車の等級

 

エグジェブティブクラス

(1等車)

シャタバディ・エキスプレス、ガティマン・エキスプレス、バンデバーラット・エキスプレスは、全車両10両あまりの車両連結で構成されていて、そのうち2両程度がエグジェブティブクラスです。エグジェブティブクラスの座席配列は、“2-通路-2”で、日本の新幹線のグリーン車のイメージです。連結座席数が少ないので、シーズンはかなり早い時点で満席になる事があります。  
 

エアコン付き座席車

(2等車)

エアコン付座席車の座席配列は“2-通路-3”で、日本の新幹線の普通車のイメージです。エグジェブティブクラス、エアコン付座席車ともリクライニングシートですが、座席の方向転換はできません。両クラスで朝・昼・夕食の時間帯に食事の無料サービスがあります。食事は、ベジタリアン・ノーベジタリアンの選択できるホットミールで、インド食スタイルですが、日本人ツーリストにも好評です。  

 

  普通急行列車の等級

 

 エアコン付1等車

 (1st A/C) 

幹線のごく一部の長距離列車に連結されているクラスで、インド一般列車に連結されている車両では最上級の等級となります。2段寝台が向かい合った4名1室のコンパートメントとなっています。インド国鉄の指定券発売制度の関係で、2名様で予約した場合でも、2名様が同一のコンパートメントになるとは限りません。  
 

 エアコン付2段寝台車

 (2Tier A/C)

エアコン付2段ベッド寝台車です。ほとんどの急行列車でこのクラスが編成中の最上級の等級となります。インドの急行列車は20両くらいの編成で運転されていますが、エアコン付き2段・3段の寝台車はだいたい4~6両の連結で、残りの車両はエアコンなしの設備になります。寝台はコンパートメントにはなっていませんが、寝台を区画するカーテンがあります。寝台使用時には毛布・枕・シーツが配布されます。  
 

 エアコン付3段寝台車

 (3Tier A/C)

エアコン付き3段ベッド寝台車です。昼間の時間帯に走行するときは、中段寝台を折りたたみ背もたれとし、下段寝台をソファーのように使います。寝台使用時には毛布・枕・シーツが配布されますが、カーテンの設備はありません。  
 

 エアコン付座席車

 (A/C Chair car)

昼間だけ走行する短距離急行列車に連結されている、エアコンのついた座席車のクラスです。座席の配置は日本の新幹線普通車と同じ“2-通路-3”となります。  
 

 スリーパー

 (Sleeper)

列車編成中の大部分をしめる大衆インド人のためのクラスです。昼間のみを走る単距離列車には座席車もあります。エアコンはなく、寝台・座席はクッションなしの木製である事もあります。  

 


  
列車手配・利用の際の注意事項

  座席手配・指定券発売開始について

①インド国鉄の列車指定券は、一部の短距離列車をのぞき120日前発売になります。

②輸送量に対し輸送力が追い付かないインドでは、どの列車もほぼ満席で走っており、一般的に指定券の確保は日本より相当困難です。需要の高い列車では、120日前の指定券発売と時点に、座席が全て売り切れてしまう事もあります。

③インドの列車の指定券購入には、お客様のお名前・生年月日が必ず必要になります。氏名・生年月日を偽っての切符の購入は厳しく禁止されています。車掌による検札の際、乗客名簿とパスポートとの照合があり、ダミーチケットでの乗車が発覚すると途中駅での下車を求められる事もあります。これはダフ屋の防止と、不審者の国内移動を規制するための措置です。

 
  複数名でご利用の場合

インド国鉄の指定券発売方法の関係で、同時に購入した同一グループの指定券手配でも、座席・寝台が同一区画にならない場合や、同一の車両にならない事があります。

 
  ご利用の際の注意事項

①冷房付き車両では、空調が強すぎて日本人には寒く感じる事がよくあります。列車乗車前にカーデガン等はおれるものを、お持ちいただく事をお勧めいたします。

②列車内のトイレにはトイレットペーパーが設備されていません。

③列車内は国内法で禁酒・禁煙となります。