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泊まってみたいインドのスーパーデラックスホテル6選

 
 

  レークパレス(ウダイプール)

   水の乏しいウダイプールに、マハラナ(ウダイプールでのマハラジャの称号)・ウダイシンは人造湖ピチョラ湖を造営しました。この湖に1746年マハラナ・ジャガットシンは、ジャグニワスという湖上の離宮を建設します。以降ジャグニワスはウダイプール・マハラナの夏の離宮として使われてきました。1971年この離宮はタージ・グループに引き継がれ、華麗な湖上の宮殿ホテル・レークパレスに改装されました。エリザベス女王等世界の要人も宿泊し、1983年公開、映画007オクトパシーのロケ地としても使用されました。
 レークパレスへの旅は、シティーパレスそばの渡船乗り場から5分の専用ボート乗船に始まります。ボートがレークパレスに着くと、そこは300年前の歴史を有する豪華絢爛なマハラジャの宮殿です。日常生活とは隔絶された優雅な一夜が明けると、水鳥のさえずりとともに、ウダイプールが一番美しい情景を見せる朝を迎えます。(客室数=83)
 
 

  ウメイドバワンパレス(ジョドプール)

 

 勇猛果敢なラージプット民族の故郷ラジャスタンで、ひときわ繁栄を謳歌したマハラジャ一族マルワール王国は、1475年ジョドプールに首都をおき、長きにわたり一帯を統治しました。1920年代、ジョドプールは3年におよぶ大干ばつに襲われ、人々の生活は疲弊してしまいます。その時、名君マハラジャ・ウメイド・シンは公共事業で人民の救済を行うべく、自身の宮殿建設に着工しました。1929年着工、完成は14年後の1943年の事でした。こうして完成したのが荘厳な宮殿ウメイドバワンパレスです。宮殿内には347の部屋があり、宮殿を象徴する中央の巨大ドームは、当時の最新技術である大型製氷機で氷を作り、その上に石を積み見事なドームを完成させたといわれます。
 1971年より宮殿の一部をホテルとして開放し、タージ・グループが運営を行うようになりました。マハラジャ制度は1947年のインド独立の際に廃止されますが、宮殿の半分(パレスウイング)には、マルワール王国のマハラジャ末裔が居住します。(客室数=64)

 
 

 


  ランバーグパレス(ジャイプール)

 

 ジャイプールには無数のヘリテージホテルがありますが、その頂点にあるのがランバーグパレスです。ラジャスタン州の州都ジャイプールは、1727年マハラジャ・“サワイ・ジャイ・シン2世”がこの地に都を置いた事からこの名があります。ランバーグパレスは1835年マハラジャ家のガーデンハウスとして建設され、その後1887年にマハラジャ・サワイマドシンにより狩猟ロッジに改築されました。1972年に本格的宮殿ホテルに改装され、タージ・グループが運営を行うようになります。
 圧倒的な宮殿建築・孔雀が舞う広大な庭園・宮殿全体が醸し出す時が止まったかのような雰囲気は、優雅で気品あふれるマハラジャの世界へいざないます。令和天皇陛下も、皇太子時代このランバーグパレスにご滞在された事があります。(客室数=78)
 ジャイプールには同じくタージ・グループのマネージメントによる、ジャイプールの首相私邸を改装した宮殿ホテル・ジャイマハールパレスがあります。

 
 

  タージマハールパレス(ムンバイ)

   インドの大財閥タタグループの創設者ムシェードジー・タタがある時、外国人とムンバイのワトソンホテルで会食をしようとしたところ、そのホテルが外人専用であったため入館を断られました。タタ氏はこの一件後、インドの玄関であるムンバイに世界に開かれた最高級ホテル建設を開始し、1903年開業させたのがムンバイ・タージマハール・パレス(タージマハールホテル旧館)です。ホテル建築のため、エッフェル塔建設に使用された鉄材をパリ万博の際買い付けるなどして、伝統的インド建築にとらわれない、印洋折衷の独自のスタイルで完成しました。タージマハールパレスの正面にある、インド門の完成は1911年なので、インド門より8年早い完成でした。1973年には隣にタージマハール・タワー(タージマハールホテル新館)が完成し、海から眺めたこの3つの建造物はムンバイのラランドマークとなっています。(客室数=285部屋)  
 

  アマールビラス(アグラ)

   オベロイ・グループは、富裕層のため今までにないコンセプトのスパーデラックスの“ビラス”シリーズホテルを、1997年開業のジャイプール“ラジビラス”をかわきりに、ウダイプールの“ウダイビラス”2001年開業のアグラの“アマールビラス”と開業しました。アマールビラスはその中でも最も人気のホテルで、タージマハールからわずか600メートル、全室タージマハールに面しています。日の出から日没まで太陽光線により表情を変えるタージマハールを、存分にエレガントなお部屋から満喫できます。館内にはマルチレストラン“ベルビュー”と、ムガール料理の伝統を受け継ぐインド料理レストラン“エスファハーン”(夕食のみ営業)があり、オベロイ・グループの磨きがかかったお食事をお楽しみいただけます。(客室数=102部屋)  
 

  ナデサールパレス(ベナレス)

   日本人に人気のベナレスにはあまり紹介されない、隠れ家的名ホテル“ナデサール・パレス”があります。ナデサール・パレスは1795年東インド会社の商館として建てられました。1835年ベナレスのマハラジャ・プラブレイシンに売却され、マハラジャの迎賓館に改修されました。今日では名門タージ・グループが運営するヘリテージホテルとなっています。ナデサール・パレスには多くのVIPが滞在しました。エリザベス2世女王やダライラマ法王、各国王族や首脳、安倍元首相も2015年のベナレス訪問の際に宿泊されました。ナデサール・パレスは、同じタージ・グループが運営するタージガンジスに隣接しています。喧噪と雑踏の街ベナレスで、ここだけに緑豊かな別世界の空間が存在します。またこのホテルはアーユルベーダーの施設も充実しており、宗教都市ベナレスで心をリラックスさせ、アーユルベーダーで体のリッラクスをされるのはいかがでしょうか。部屋数が少なく、非常に予約確保が難しいホテルとなっています。(客室数=14)